<第78回 無事終了>


プログラム

クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第6番 イ長調Op.30-1
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調BWV.1004
-----休憩-----
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
クライスラー:愛の悲しみ
クライスラー:ウィーン奇想曲
ラヴェル:ツィガーヌ

日時/ 2012年10月14日(日)14:00開演(13:30開場)
会場/ ラブリーホール(小ホール)
料金/ 一般 前売3,500円 当日4,000円
割引 学生・65歳以上・障がい者 3,000円
お申込み・お問合せ先
586-0027河内長野市千代田台町15-14
音の語らい 渡辺 正直・範子&Fax(0721)52-7123
            http://otonokatarai.com
企画・主催/音の語らい

プロフィール

堀米 ゆず子 (ヴァイオリン)
YUZUKO  HORIGOME Violin

5歳からヴァイオリンを久保田良作氏のもとで始め、1975年より江藤俊哉氏に師事。1980年桐朋学園大学卒業。1980年エリーザベト王妃国際音楽コンクールで日本人初の優勝を飾る。以来ベルリン・フィル、ロンドン響、シカゴ響、クラウディオ・アバド、小澤征爾、サイモン・ラトルなど世界一流のオーケストラ、指揮者との共演を重ねている。世界中の音楽祭に数多く招かれ、その中にはアメリカのマールボロ音楽祭、クレーメルの主宰するロッケンハウス音楽祭、ルガーノアルゲリッチ音楽祭(スイス)、フランダース音楽祭(ベルギー)などがある。最近では室内楽グループ「アンサンブル・コンソナンス(共鳴)」を結成するなど、室内楽にも熱心に取り組んでいる。

日本においては、2003年から06年にわたりピアニスト児玉桃と取り組んだモーツァルト:ヴァイオリンソナタ選集、2007年から3年にわたりピアノのアブデル・ラーマン・エル=バシャとのベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全曲演奏、2006年から2010年の5年間行った「堀米ゆず子ヴァイオリンワークス“音楽の旅−叙情を求めて”」などのシリーズ企画が高い評価を得ている。このシリーズは、ライヴ録音によりCD化もされている。また、かつて評価の高かったシャンドール・ヴェーグ指揮カメラータ・ザルツブルク室内管弦楽団とのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集(2枚組)、エリーザベト王妃国際コンクール優勝時のライブ録音(シベリウス:ヴァイオリン協奏曲他/2枚組)のCDが復刻、08年にフランスでニース交響楽団と録音したラロ:ヴァイオリン協奏曲のアルバムも発売された。201012月にはBS-TBSのドキュメンタリー番組「未来へのおくりもの」でその幅広い活動が紹介され話題を呼んだ。「音の語らい」への出演は7年連続です。現在、ブリュッセル王立音楽院教授。
使用楽器は、ヨゼフ・グァルネリ・デル・ジェス(1741年製)。
公式ホームページ:http://www.palp.com/yuzukohorigome/


津田 裕也 (ピアノ)
YUUYA TSUDA  Piano

1982年仙台市生まれ。2001年第70回日本音楽コンクール第3位。05年東京藝術大学を首席卒業、安宅賞、アカンサス音楽賞、同声会賞等、数々の受賞を果たす。07年第3回仙台国際音楽コンクールにて第1位、および聴衆賞、駐日フランス大使賞を受賞。同年、仙台市より「賛辞の楯」を、宮城県より芸術選奨新人賞を授与される。10年東京藝術大学大学院修士課程を首席修了、併せてクロイツァー賞を受賞。11年ベルリン芸術大学を最優秀の成績で卒業、現在同大学国家演奏家コースに在籍。同年ミュンヘン国際コンクール特別賞受賞。ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。ソリストとしてベルリン交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、ドイツ室内管弦楽団等と共演。東京、仙台、新潟でソロリサイタルを開催するほか、NHK−FM「名曲リサイタル」、仙台クラシックフェスティバルへの出演、10年からはドイツ各地でもソロリサイタルを開催、地元紙にて好評を博す。simcレーベルよりソロアルバム「悲愴、さすらい人幻想曲」を発売。室内楽活動にも積極的で松山冴花氏とデュオを組み、ナミレコードより3枚のCDをリリース。また、ジェラール・プーレ、堀米ゆず子、漆原啓子、漆原朝子、山崎伸子、前橋汀子の各氏と共演している。Vn.白井圭、Vc.門脇大樹と共にピアノトリオ「Accord」を結成し、東京、札幌、九州をはじめ国内各地で演奏。これまでにパスカル・ドヴァイヨン、ガブリエル・タッキーノ、ゴールドベルク山根美代子、角野裕、渋谷るり子の各氏に、室内楽をゴールドベルク山根美代子、田中千香士、河野文昭、山崎伸子の各氏に師事。

 企画・主催/音の語らい

8月16日にドイツのフランクフルト国際空港で税関に差し押さえられていた堀米ゆず子さんのバイオリン
「ガルネリ」が、無償で返還されることが9月20日に分かりました。

今回、仙台から始まる日本ツアーでは、
日本音楽財団の塩見さんのご厚意でストラディヴァリウスを貸していただきました。

今回の音の語らいは、堀米ゆず子さん&ストラディヴァリウス&津田裕也さんのピアノという
素晴らしいコンサートでした。

当日の演目はチラシで発表した演目とは多少変更がありましたが、夢のような素敵な秋のひとときでした。

Program
ベートーヴェン :ヴァイオリンソナタ第6番イ長調Op.30-1
第1楽章 Allegro
第2楽章 Adagio molto espressivo
第3楽章 Allegretto con variazioni
J.S.バッハ : 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV.1004

<休憩>インタヴュー

クライスラー :ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
ラヴェル :ハバネラ形式の小品
クライスラー :愛の悲しみ
クライスラー :ウイーン奇想曲
ラヴェル :ツィガーヌ

アンコール曲
ドビュッシー :亜麻色の髪の乙女
マスネ :タイスの瞑想曲
今回はラブリーホール(小ホール)に椅子席を増やし
演奏は、壇上のステージで行われました。
前半の演奏中、客席の間を移動しながら、様々な
場所で堀米さんのヴァイオリンを聴いてみました。
ストラディヴァリウスは、小さな音から大きな音まで
音響設備無しで全館に響き渡っていました。
客席では、かすかな音も聞き漏らすまいと、誰一人
咳払いひとつ無く、その音色に聞きほれていました。
途中、範子先生がインタビュアーとして、今回の演奏
のことや、お母さんとしての堀米さんびの思いや、
仙台出身の津田さんの思い、二人の好きな言葉など
の質問と、音の語らいを続ける限り、堀米さんに出演
を依頼するなど、楽しいフリートークでした。
 
後半の演奏では、ヴァイオリンの音色に聞きほれて
思わず撮影するのを忘れてしまいました。

カーテンコールの拍手が鳴り止まず、「ブラボー」と
立ち上がって叫ぶ人々も少なくありませんでした。

アンコールの演奏では、感動して、思わず涙が頬を
伝い、しばらく呆然としてしまうほど印象に残る一時
でした。
堀米ゆず子さんのブログのページ

堀米ゆず子さんらしい、とても素敵なブログです。

一度、ご参照ください。
演奏が終わり、範子先生から「次回は会場の皆さんが
もう一人ずつ誘ってお越しください」と、「音の語らいの
来場者が高齢化してきている」ことや、私がいる限り
音の語らいを継続していくという決意と元気なお姿を
拝見し、元気をいっぱいいただきました。
          ホームページ:http://otonokatarai.com
          渡辺正直・範子のホームページ
 E-Mail:partita_watanabe@goo.jp
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更新日 2012年10月20日