81回池宮正信ピアノコンサート

今週は天気予報が気になった。

例年春先の天候は変化が激しくポカポカ陽気の日があると思うと寒波が戻ってきたりする。

予報では、今日3月朔日は曇りだが暖かそうだ。

今年はアメリカの北東部は大雪被害ががでるほどの寒波に

見舞われたようだ。池宮さんがお住まいのメイン州はアメリカの

最北東部の州で北はカナダ、東は大西洋に面している地方で

ある。

12月半ばで、すでに夜間にはマイナス1015度ぐらいになり

厳冬に入っていくそうだ。

昨夏2週間メイン州を訪れ、池宮さん宅でもお世話になった。

快適な夏。厳しい冬を想像しながら思い出に耽った。



庭では、我が家のシンボルフラワー「アネモネ(風花)」も咲きはじめ いよいよ春です。

春一番! 音の語らいでゆっくりとお楽しみください。

今回はクラッシックを主にしたプログラムです。  今日も良い日!       (まさなお) 





80回堀米ゆず子ヴァイオリンコンサート

一期一会という言葉がある。お茶の世界ではよく使われる言葉だ。

「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりの

ものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」

と言う意味の、千利休の茶道の筆頭の心得である。平たく言えば、「これからも何度でも

会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には

接しなさい。」ということである。

最近は、音響技術が進んでデジタル化された音源が簡単に加工出来る時代である。

ライブ録音と称するCDもミスのないいい音質の盤として出版される。

しかも何度でも変わらない音質で再現できるのである。それはとても有難いことだ。

が、やはり聴覚以外の感性も働かせて味わう生の演奏会はいいものである。

ワクワクした気持ちで座席につき、最大限音楽を楽しみ、大きな余韻を抱いて帰路につ  く・・・・・・。なんて素晴らしいことだろう。

堀米ゆず子さんをお迎えしての「音の語らい」は通算9回目連続8年になります。

毎年共演者が代わって新鮮味のある演奏が聴けるのもまた楽しみです。

世界的な音楽家をお招きして「音の語らい」を長く続けてこられたのはいい演奏家との

出会いと参加者のみなさんのご支援のお陰だと感謝しています。

本当にありがとうございます。

(まさなお・のりこ)



79回池宮正信ピアノコンサート 大好き ありがとう     

78回(堀米ゆず子・津田裕也/秋はやっぱりクラッシック)

「山中教授ノーベル賞!」大きな見出しで久しぶりのいいニュースである。
生命科学という基礎研究の世界に飛び込んだ13年前。初めて顕微鏡で受精卵を見たとき、幼い2人娘の姿が浮かんだという。かわいい子供に育つ受精卵を壊さないで済む方法はないか、万能細胞研究への方向性が決まった瞬間である。

さて、音楽の話である。堀米ゆず子の公式ホームページhttp://palp.com/yuzukohorigome/)の「ゆずノート」をいつも興味深く読ませていただいている。7月に4本のアップがあった。
音楽家として、演奏活動、若手の指導、仕込み(練習?)。多忙ななか、歴史、民族、生活文化、家族への係わりから社会的な事象まで、愛情と好奇心に溢れた人だ。ノーベル賞の科学者と共通するように思えてきた。
最近は、例のヴァイオリン事件で下世話な話題が膨らんでいるが是非ホームページの「ゆずノート」を読んでいただきたい。これぞ堀米ゆず子の音楽の源泉である。

堀米ゆず子さんをお迎えしての「音の語らい」は通産8回目7連続になります。
毎年共演者が代わって新鮮味のある演奏が聴けるのもまた楽しみです。
世界的な音楽家をお招きして「音の語らい」を長く続けてこられたのはいい演奏家との出会いと参加者の皆さんのご支援のお陰だと感謝しています。
本当にありがとうございます。

(まさなお・のりこ)

第77回(池宮正信・ラブリーホール)

彌生三月。
一日晴れ気温14度。二月の雨期温7度。三月晴れ気温9度・・・・・
今年は久しぶりに平年並みの寒い冬を味わいましたが3月の声を聞くと日脚ものびて花々や虫たちも待ちかねたように動き始めます。
さあ、わたしたちも春の息吹に乗って活動を始めましょう。

今年もアメリカのメイン州からピアニスト池宮正信さんをお迎えして音楽と映像に乗せて「祈りと癒し」のメッセージをお届けします。(わたなべ のりこ)

第76回

19881月第6回の「音の語らい」で初めて、この施設を使わせていただきました。
当時は一階がホールで文字どうりの木質のいい雰囲気の会場でした。
1988
11月第10回には「音の語らい」2周年記念で海外からベルギー木管五重奏団をお招きした時もこの会場でした。
今回は久しぶりに当所で開催いたします。
ライブならではの、音楽、雰囲気をお楽しみください。そして幕間のおしゃべりも・・・
休憩時にお茶のご用意もしております。
「音の語らい」 どうぞお楽しみください。

1988
11月の新聞記事

75

今回は、わたしたちにとって節目の会になりました。25年、75回、20年・・・・
第1回は1986年に金剛山の麓のログハウスを会場に、「コーヒーカップを片手に気軽にクラッシックが楽しめるそんなコンサートはいかが?」と呼びかけて弦楽四重奏をお招きしました。
 その時の会費は2,800円でコーヒーとサンドウィッチ付きで客席定員は50人でした。
1991
45日第21回は息子の大好きな「フランスのお父ちゃん」ジャン・ミッシェル・タンギーさんのフルートに魅せられた会でした。その2ヶ月後の6月9日息子は逝去しました。
今回は、旧知の皆様も多数ご参加いただいております。
堀米ゆず子さんをお迎えしての「音の語らい」は通算7回目連続6年になります。
毎年共演者が代わって新鮮味のある演奏が聴けるのもまた楽しみです。
世界的な音楽家をお招きして「音の語らい」を長く続けてこられたのはいい演奏家との出会いと参加者のみなさんのご支援のお陰だと感謝しています。
本当にありがとうございます。
(まさなお・のりこ

74

春風駘蕩。玄関先のアネモネの花が春風にくすぐられるように揺らいでいます。
わたしたち家族にとってはこの花には特別の思いがあります。
丁度20年前息子≪剛(ごう)≫が死に際して「ボクは風になる。」と言って
旅立ちました。
アネモネはギリシャ語の「風」を意味する「アネモス」からきているそうです。
飄々と蕩う風情はのどかな春を象徴しているようでくつろいだ気分になります。

今年もまた春風に乗ってアメリカ・メイン州からピアニスト
池宮正信さんが来日されました。
苦悩から光へと向かうベートーベン、優しく美しく雄大なショパン、小粋で底抜けに明るいラグタイム、自然豊かなメイン州の映像とトークを交えみんなで幸せ!」を満喫しましょう。
(
まさなお&のりこ)

73

記録的な猛暑が続いた2010年の夏です。
企画をしてPR用のチラシを制作し終えたのが6月。涼風が立つ9月を期待して、皆様にご案内をしました。
 予測に反して今しばらく猛暑が続きそうです。
されば、爽秋を先取りして音楽の世界にお誘いしましょう。
堀米ゆず子さんをお迎えしての「音の語らい」は通算6回目連続5年目になります。
毎年共演者が代わって新鮮味のある演奏が聴けるのもまた楽しみです。
世界的な音楽家をお招きして「音の語らい」を長く続けてこられたのはいい演奏家との出会いと参加者のみなさんのご支援のお陰だと感謝しています。
さあ、心を澄まして音の世界へ誘(いざな)いましょう。
(まさなお・のりこ)

72

遅ればせながら、新年おめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

新年はウィンフィルの「ニューイヤーコンサート」で幕を開けました。とはいってもTVの中継です。
定番の「美しく青きドナウ」、「ラデッキー行進曲」など華麗な演奏と、舞踏、花で飾られた舞台、和やかな客席の雰囲気はニューイヤーならではの情景です。

今年は、機会があってウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラ「ニューイヤーコンサート」、プラハ交響楽団「ニューイヤー名曲コンサート」を聴きにいきました。
ウィーン音楽には定評のある美しい音色喜びに満ちた演奏に魅了されました。
プラハ交響楽団は大編成のオーケストラでスメタナの「モルダウ」ドヴォルザークの「新世界」を壮大な演奏でたっぷりと聴かせてくれました。いい新年を迎えました。

「音の語らい」No.72は、1月が定番となった池宮正信ピアノリサイタルでお楽しみください。
(まさなお&のりこ)

71

最近地方都市で、町起こし、村起こしが盛んに言われだした。経済活動、文化活動の振興に市民、村民が協働して活性化を図ろうというものである。
 ちなみに、わたしたちの河内長野市でも、小学校区単位で地域交流会や文化振興が議論されだした。
 「音の語らい」の企画も原点である「よい音楽を身近で気軽に楽しむ・・・」という当初の思いを忘れずにいたい。演奏者,聴衆が 一体となった「顔の見える距離」で音楽を楽しみ
暖かい交流のある音楽会を企画していきたい。
文化も大量生産の時代から地産?地消の時代かもしれない、自分の住んでいる町で世界的なアーティストの音楽を楽しむ!なんと幸せなことでしょう。
プログラムの表紙に演奏者堀米ゆず子さんから皆さんへのメッセージを載せております。
どうぞごゆっくりとお楽しみください。 (まさなお・のりこ)
第71回堀米ゆず子&エル=バシャ
<
参照>
 みなさんへのメッセージ  

今年もまた皆様にお会いできてうれしいです。
一年間皆様どうお過すごしでいらっしゃいましたか?
今日のプログラム。
まず前半は人間の背骨・・のような気骨と息遣いを感じさせるバッハのシャコンヌを私が独奏で弾きます。
ひとつのテーマから幾重にも拡がる変奏曲、ヴィオリンの名曲中の名曲です。
そしてその後は打って変わったピアノの繊細さ、華麗さ、ショパンのピアニズムをお楽しみください。
ピアノのエルバシャ氏とはここ3年にわたってベートーベンのヴァイオリンソナタ全曲を演奏してきました。
今年は最後、そして今日はその日本ツアーのまた最後の演奏会にヴァイオリンソナタの金字塔ともいえる 「クロイツエルソナタ」を演奏します。
ピアノとヴァイオリンという2台の楽器がオーケストラなしのコンチェルトを奏でている・・・・ようなヴィルテオーゾな世界をたっぷりお聴かせしたいと思います。
ではいざ行かん。音の戯れの世界へ!!ゆっくりと最後までお楽しみください。

70

 穴を開けるとか切断するという言葉は木工制作をしている私にとっては使い慣れた日常用語である。
今週の日曜日、作業中に木材ではなく自分の指を切断してしまった。一瞬頭にひらめいたのは「音の語らい」をどうしよう・・・との思いだ。
 幸いにも舞台設定、進行については打ち合わせ済みで、あとは当日用のプログラムとお客様をお迎えするだけである。
プログラムの制作はのりこに、曲の確認はMさんにやってもらい版下ができあがった。
点滴をはずして外出許可を何とかもらいこのページを書いている。
  穴を開けるといえば「音の語らい」は70回、穴を開けずに済んだのは幸いと言おうか、きっと息子が守ってくれ,周りの人々の助けがあってのこと。感謝。
あらためて「ありがとうございます!」
今日の演奏会、池宮さんの素晴らしい演奏どうぞお楽しみください。皆様の笑顔が「音の語らい」のエネルギーになるのです。
(まさなお)

69

月の光
昨夜は、十五夜。月の光は古今東西音楽や詩歌に取り上げられてきた。
クラッシック音楽にも「月」の曲がある。
今日演奏されるドビュッシーにも「月の光」。ベートーベンの「月光(ムーンライトソナタ)」は、あまりにも有名である。
 日本では、俳句、和歌、などに古くから詠われてきた。旧暦の八月十五日
今年は九月十四日が中秋の名月である。
中秋の満月の前後の「月」を、月齢(月の丸さ)だけでなく、待つ宵、満月、十六夜,立待、居待、臥待、更待、と呼び1週間にわたって月を愛で、信仰の対象としてきた。
 現代は、都会では24時間都市と化したが、今夜はひとつ灯りを消して
十六夜の月をお楽しみいただいてはいかがでしょうか。

このコラムの表題のロゴは剛が作り、文章も書いていたのをわたしが引き継いでいます。まさなお

68回 2009.01.24

週の初めに雪が降って葛城・金剛の山なみが白い真綿
で覆われたようにに美しく輝いています。
 今年は大寒にふさわしくきりっとした寒気が冬を感じさせて
くれます。
 昨年、12月はじめにいただいたメールには、池宮さんの
お住まいのメイン州では既に50センチメートルの雪が積
もっていたと書かれていました。

 本日はお寒い中お越しくださいましてありがとうございます。
暖かい気持ちでゆっくりとお楽しみください。
 
 この音楽会が、みんなの心を暖かく紡ぎ隣人愛に溢れた
社会になることを願っています。

67.2007.11.17

「音の語らい」充実した1年でした。
5年ぶりにラブリーホール大ホールを使った 前回NO.66「室内楽
を愉しむ」 (ヴァイオリン堀米ゆず子、ピアノ野平一郎、チェロ宮田大)
No.65
フルートとピアノのコンサート(フルート/ジャン・M・タンギー、
ピアノ阿部裕之) No.55ピアノリサイタル(池宮正信)。

そして 今回No.67「阿部裕之ピアノリサイタル」
1990
年以来貴重な共演者としてフルート、ヴァイオリンとの共演で
音の語らいに出演していただきました。今回初のソロリサイタルで
出演いただきます。感性豊かなピアノをお楽しみください。
m.w)

次回No.68は 「ラグタイムとクラッシック」(池宮正信・アメリカ在住
ピアニスト)を来年1月26日(土)に予定しています。

6620070909

一期一会
「一期一会」。1987年「音の語らいを」始めた年の翌年わたしたち家族は、車椅子の息子、剛を中心にして初めての海外旅行に出かけた。
 1ヶ月間のヨーロッパ滞在中に堀米ゆず子さんとの最初の出会いがあった。

 あれから20年。こんなかたちで地元のホールでのコンサートに繋がるとは、夢想だにしなかった。

 昨年、「音の語らい」20周年記念として小ホールでのコンサートが好評で、400席満席となった。コンサート終了後出演者に大ホールを覗いてもらった。
 音のよさでは定評のある大ホール。1,300席がどれほど埋まるか?・・・
やってみよう!その場で決断した。出演者にお願いして快諾をとり、ホール、の共催も得られた。
 そして待ちに待った1年余、わくわくしながら今日の日を迎えました。 
 普段は夫々に活動の場が違う三人が出会い、室内楽を奏でる。
お互いに人間関係を含めて音楽を紡いでいく、まさに出会いの妙です。
 今日、こうしてひとつのホールに会して共通の音楽を分かち合う。二度と再現されない時間と空間です。豊かな心の交流を以ってお楽しみください。
 

最後に堀米さんのホームページをご紹介しておきましょう。<YUZU NOTE>
読物としても興味深い内容で彼女の生き様が発見できます。(http//www.
palp.com/yuzukohorigome/)
でアドレス入力してください。

65

2007年3月4日 ジャン・ミッシェル・タンギー&阿部裕之
 きのうは、リハーサルをずーと通して見せてもらった。
 ヨーロッパと日本に住む二人の音楽家が楽譜という共通の記号で音楽を紡いでいく様は
まさに神の手業である。
本番の倍以上の時間を掛けて共通の気持ちを確かめ合いながら完成させてゆく過程に圧倒された。
 普段、私たちは音楽やスポーツでもテレビなどでなんとなく見ていると簡単にやれそうに思うことがある。
完成されたものを表現するにはその陰にどれほどの技量と努力が注ぎ込まれているかを体験した。

 さて、晩春の午後のひと時本格派のクラッシック音楽を心よりお楽しみください。
音楽があなたを素敵な別世界へお誘いします・・・・・・・・・・
(まさなお)

64回 音の語らい20周年記念

今回は、わたしたちにとって節目の会になりました。25年、75回、20年・・・・
第1回は1986年に金剛山の麓のログハウスを会場に、「コーヒーカップを片手に気軽にクラッシックが楽しめるそんなコンサートはいかが?」と呼びかけて弦楽四重奏をお招きしました。
 その時の会費は2,800円でコーヒーとサンドウィッチ付きで客席定員は50人でした。
1991
45日第21回は息子の大好きな「フランスのお父ちゃん」ジャン・ミッシェル・タンギーさんのフルートに魅せられた会でした。その2ヶ月後の6月9日息子は逝去しました。
今回は、旧知の皆様も多数ご参加いただいております。
堀米ゆず子さんをお迎えしての「音の語らい」は通算7回目連続6年になります。
毎年共演者が代わって新鮮味のある演奏が聴けるのもまた楽しみです。
世界的な音楽家をお招きして「音の語らい」を長く続けてこられたのはいい演奏家との出会いと参加者のみなさんのご支援のお陰だと感謝しています。
本当にありがとうございます。
(まさなお・のりこ)

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更新年月日:2012116