5歳からヴァイオリンを久保田良作氏のもとで始め、1975年より江藤俊哉氏に師事。1980年桐朋学園大学卒業。1980年エリーザベト王妃国際音楽コンクールで日本人初の優勝を飾る。以来ベルリン・フィル、ロンドン響、シカゴ響、クラウディオ・アバド、小澤征爾、サイモン・ラトルなど世界一流のオーケストラ、指揮者との共演を重ねている。
世界中の音楽祭に数多く招かれ、その中にはアメリカのマールボロ音楽祭、クレーメルの主宰するロッケンハウス音楽祭、ルガーノアルゲリッチ音楽祭(スイス)、フランダース音楽祭(ベルギー)などがある。最近では室内楽グループ「アンサンブル・コンソナンス(共鳴)」を結成するなど、室内楽にも熱心に取り組んでいる。
日本においては、2003年から06年にわたりピアニスト児玉桃と取り組んだモーツァルト:ヴァイオリンソナタ選集、2007年から3年にわたりピアノのアブデル・ラーマン・エル=バシャとのベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全曲演奏、2006年から2010年の5年間行った「堀米ゆず子ヴァイオリンワークス“音楽の旅−叙情を求めて”」などのシリーズ企画が高い評価を得ている。このシリーズは、ライヴ録音によりCD化もされている。
また、かつて評価の高かったシャンドール・ヴェーグ指揮カメラータ・ザルツブルク室内管弦楽団とのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集(2枚組)、エリーザベト王妃国際コンクール優勝時のライブ録音(シベリウス:ヴァイオリン協奏曲他/2枚組)のCDが復刻、08年にフランスでニース交響楽団と録音したラロ:ヴァイオリン協奏曲のアルバムも発売された。
2010年12月にはBS-TBSのドキュメンタリー番組「未来へのおくりもの」でその幅広い活動が紹介され話題を呼んだ。
現在、ブリュッセル王立音楽院教授。
使用楽器は、ヨゼフ・グァルネリ・デル・ジェス(1741年製)。
公式ホームページ:http://www.palp.com/yuzukohorigome/
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